ご挨拶

 

こんばんは、かとうです。

 

 

例年に比べあつい日が続いた5月にももうすぐ終わりを告げ、

 

 

いよいよ季節は梅雨へ。

 

 

ALuvousの2016春夏シーズンも気がつけばもうあと少しですね。

 

 

 

 

 

本日は、私から皆様へこの場をお借りしてご報告とご挨拶をさせて頂きたく、

 

 

文章のみのブログと相成ります事お許し下さい。

 

 

また、少々長くなりますが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて私事ではございますが、

 

 

 

この度、平成28年6月20日を持ちましてALuvousを退職させて頂く運びとなりました。

 

 

 

急なご報告となり、直接お伝え出来ていなかったお客様には大変申し訳ありません。

 

 

 

出来れば直接、皆々様に店頭で私自身の口からお伝え申し上げよう…

 

 

 

そう最初は考えておりましたが、

 

 

 

素敵なお客様に恵まれ、いつも楽しく過ごす日々の中で、結局店頭ではなかなか言い出すきっかけが見つからず、、、

 

 

 

本日ブログにてご報告となりました事、ご容赦頂けますれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私かとうは、

以前勤務していたセレクトショップ時代の上司でもあり、

当店ALuvous代表である谷川正則の独立開業に伴い、

今から約4年前の10月17日、

ALuvous設立に参加させて頂きました。

 

 

 

 

当時25歳だった私にとって、

新しいセレクトショップの開業に携われるという事は、

この上ない喜びだったことを、

今でも鮮明に思い出します。

 

 

 

 

当店代表の谷川が掲げたALuvousのコンセプトは“木”。

一つの木のもとに色々な人が集まり、

色々な事を共感・共有しながら楽しみの輪を広げて行く事。

 

 

 

なんて素敵なんだろう!

絶対どこのセレクトショップよりも楽しくかっこいいお店にしてやる!

新たなチャレンジに心躍らせていたあの日。

 

 

 

 

それから早いものでもう4年弱の月日が流れましたが、

今でも毎週の様に、当店バー風のカウンターには顔なじみの常連様方が。

三つしか無い、使い込みすぎて壊れかけてきた四脚椅子を時には譲り合いながら、

コーヒーやお菓子、お酒を交えてたわいもない話にふける日々。

 

 

 

滞在時間の長いお客様では、開店の12時から21時までゆっくりくつろいでいただいたり、

 

12週連続で毎週末のご来店が途切れなかったお客様もいらっしゃったり、

 

「実家なみに落ち着く」なんて、嬉しい言葉を頂く事もありました。

 

 

 

 

そして年の末には忘年会を

 

季節の変わり目にも飲み会など沢山の楽しいイベントを、

 

さらにお客様の結婚式二次会にALuvousメンバー10人以上で参加したり、

 

時には朝までカラオケではしゃいだり。

 

 

 

 

 

店とお客様という垣根を越えたお付き合いが出来るショップ。

 

 

 

こんなにも楽しいセレクトショップで働けたことを心から誇りに思う、そんな“木”でした。

 

 

 

そんな木のもとで、

様々なお客様にお会い出来、

その中で色々なお話をさせて頂き、

また時にはご指導ご鞭撻も賜り、

多くの事を学ばせて頂いた4年間であったとも感じています。

 

 

 

 

楽しくもあり刺激的でもある、

まさに“木”のようなお店で過ごした4年間は、

私にとってかけがえの無い時間です。

 

 

 

 

 

 

おこがましい物言いになりますが、

私はALuvousを自分のお店のように感じて、今日まで過ごしてきました。

このお店で働ける事が、本当に本当に幸せで、楽しくて仕方なかった。

 

 

 

 

じゃあ…なんで辞めるのか?

 

 

 

 

 

私にはどうしてもやりたいことがあります。

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

17歳の時に初めてアパレルの販売員としてバイトを始めて、

 

 

 

18歳になるころには、そう思ってた事。

 

 

 

 

大学卒業をして前職の面接を受けたとき、

 

 

 

もちろんこの時の面接官は当店代表の谷川(当時は前職のマネージャー)なのですが、

 

 

 

「将来はどうなりたいの?」

 

 

 

「独立したいです」

 

 

 

 

漠然とした答えですが、私の中では独立する事がその時の“夢”でした。

 

 

 

 

面接が終わって自宅に帰った後、ハッとしましたけどね。

 

 

 

「ゆくゆくは独立したいとか言ってるやつを雇ってくれるか!?」

 

 

 

って。w

 

 

 

 

あえてここでは“谷川さん”という言い慣れた呼び方をさせていただきますが、

 

 

 

 

その後1週間程経って、谷川さんが私にくれた電話は“採用通知”でした。

 

 

 

 

それから前職場で3年程勤務した後、ALuvousの設立を迎える訳ですが、

 

 

 

“ゆくゆくは独立したい”とか言ってる25歳の若造を、

谷川さんはご自身のご開業に引き入れてくれました。

 

 

 

 

 

そして今、ALuvousで買付けも担当させて頂き、今日まで皆様とも楽しい時間を過ごさせて頂いた。

 

 

 

 

 

その中で徐々に、いや劇的に、当時はまだ“夢”だった「独立したい」が、“目標”に変わって行ったのです。

 

 

 

 

“夢”だったころの「独立したい」って、今思えばまあひどくざっくりだったなって思います。

 

 

 

とは言え、もちろんアパレル一筋の私ですので、独立したいと言っても居酒屋をやりたいとかそんなことではありません。

 

 

 

 

 

が、当時の私のやりたい事はいくつか、いやいくつもあった。

 

 

 

 

店を持ちたい

洋服を作りたい

ゆくゆくは若手を育てたい

 

 

 

 

 

言ってしまえば、ぶれぶれの20代前半だったなと思います。w

 

 

 

 

 

でも、今は明確な“目標”がそこにあります。

 

 

 

 

 

この目標を持てたのは、

ALuvousがあったからこそで、

その中で皆様と出会えて色々な事を学べたからこそで、

谷川さんが「独立する」とか言っているやつを信用して下さり、いっぱいいっぱいチャンスを下さったからこそで、

そして私のパフォーマンスに対して皆様から是非をお示し頂き、それが励みになったからこそ。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は一路東京へ向かい、新たなチャレンジをしようと思います。

 

 

 

 

 

 

うぬぼれた様に聞こえるかもしれませんが、

私にしか作れない価値を発信して行きたいと本気で思っています。

その価値が今後、日本のファッションシーンをもっと面白くし、

ゆくゆくはALuvous、そしてそこに集って下さる皆様に貢献・恩返し出来る人間になりたい、そう本気で思っています。

そして将来的には、谷川さんが私にそうしてくれた様に私もまた、自分より若い世代が目標に向かって飛び立って行ける様な、そんなフィールドを作ってあげたい。

 

 

 

 

 

 

 

出来ればもっとALuvousで皆様と楽しく過ごしたかったな。

 

 

 

出来ればもっと谷川さんに恩返ししてから辞めたかったな。

 

 

 

出来れば大阪にいたかったな。

 

 

 

 

 

 

 

そんなことは色々考えますが、

 

 

 

 

私にとっては“今”が目標に立ち向かうタイミングだと思ったのです。

 

 

 

 

 

皆さんそれぞれ、人生にはタイミングがあると思うのですが、

 

 

 

私は“今しかない”と思いました。

 

 

 

 

皆様に支えられて作り上げて来たこの素敵な空間を、身勝手に去る私を、どうかお許し下さい。

 

 

 

 

 

 

そして叶う事なら、今後ともこの素敵な空間がずっとずっと続いて行く事を心より願います。

 

 

 

 

私もちょくちょく大阪に帰って来ては、お酒をいっぱい買って遊びに来たいです。

 

 

 

 

そして皆様とまた、楽しく酌み交わしたりしながら、素敵な時間を過ごしたいです。

 

 

 

 

去る身分で勝手なお願いではございますが、

 

 

 

今後ともALuvousを、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

そしてまたALuvousでお会い出来るその日まで!

 

 

 

 

私かとうは6月20日まで元気いっぱい出勤しておりますので、一人でも多くのお客様にお会い出来ますれば幸いです^^

 

 

 

 

 

今後も皆様のご来店ご利用、心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

ALuvous

加藤 弘大