花巻東 対 大船渡 。
結果はみなさんご存知の通り花巻東の勝利で見事甲子園の切符を手にしました。
花巻東の皆さん、おめでとうございます。
さて、話題に上がっている部分は、そう。
エースである佐々木選手の起用法です。
大船渡高校、佐々木朗希選手。
今夏はこれまでに2回戦4番投手で2回をパーフェクトの球数19球。
3回戦も4番投手で6回93球。
4回戦も4番投手で延長を投げきり12回193球。
5回戦は登板せずで6回戦である準決勝は9回129球。
そして本日の決勝は登板せずにチームは敗退。。
試合数を考えればテレビで元プロ野球選手の解説者も言うてましたが
球数は決してめちゃくちゃ多いわけじゃないんですよね。
しかしながら本日の大船渡の監督の判断は投げすぎ、危険。とのことで登板はもちろん試合にも出さずでチームは敗退。。。
これ、監督の判断は正しかったのかどうかとう議論に発展してしまうとは思うんですけど。
もはや捉え方でしだいですよね。
選手のことを考えるのであれば、この判断は間違いなく「正解」です。
他の選手には申し訳ないがこの佐々木朗希という選手はこれから先の世界が確約されている選手です。(多分)
これだけの能力を現状で有している選手なので本人が拒否しない限りはプロの道はほぼほぼ当確でしょう。
なので、この佐々木朗希選手のことだけ思えばこの判断は「正しい」となるし、一般論で言えば選手の将来を見据えて行動するのが指導者としての役割でもあるかと思うのでそういった意味でも「正しい」。
ただ僕は、野球はチームスポーツであると思っております。
なのでこの個に特化してみるのはどうなのかな?と思います。
そして舞台は現状高校野球。
「投げすぎ」と言う点は例年強みを増している高校野球ではありますが、僕は甲子園での佐々木朗希がみたかった。
もはやこの願望でしかないですが、みたかったです。
この大船渡と言うチームは4番投手ということからも分かる通り、佐々木朗希と言う人間が中心でチームが出来上がってます。またそういったチーム作りをしてきたはずです。
それがこの決勝の大一番でまさかの「投げない」という選択は、、、難しいですね。
投げさせないのがどう考えても佐々木朗希という選手にとっては身体的にはよかったかもしれない。
しかしながらチームとして、大船渡として考えた時に。
甲子園出場が30数年ぶりの期待があり、またチームはもちろん、この佐々木朗希選手自身も地元の仲間と甲子園へ!という強い思いがあったかと思います。
なのに。。
監督の判断は間違ってない。
決して間違っていないとは思います。
佐々木朗希選手を守った。これは間違いない。
これからの活躍が楽しみな選手、先が見える選手だけに、この決断は絶対評価すべきことやと思います。
ただ、本人も、チームとしても、甲子園に行きたかったやろうし、行けた可能性も高かったと思うと、登板したかったでしょうね〜。。。
チームではこれで野球をやめる選手もいたでしょう。
だからこそ。
チームスポーツだからかこそチーム一丸で勝てる最善の策をとって欲しかったと考える選手もいるやろうし、僕はそう考えます。
ただね。
投げさせなかった監督も選手たちも、誰も悪くない。
選手も監督も高野連も誰も悪くない。
誰が悪いのかと言われれば
もはや悪いのはこの情報社会であるこの時代なんやろなて僕は思います。
情報社会の中、twitterやいろんな場所でこの佐々木朗希選手に対する起用法についての是非は問われてましたし、学校、監督、チームとしてのストレスも半端なかったと思います。みなさまお疲れさまでした。
まあしかしなんだ。
本当に残念でしかない。
今後の進路はどんな内容になっているかなんて知りませんけど
大学なら大学、プロならプロでの今後の活躍が楽しみですね。
さ、寝よ。